ヘチ 王座への道

『ヘチ 』最終回24話ネタバレあらすじ感想と解説(チョン・イル|クォン・ユル|コ・アラ)

ヘチ 王座への道公式サイトより画像引用:https://www.nhk.jp/p/hechi/ts/ZWWMXG3RG3/

23話のあらすじはこちらから→『ヘチ 』23話あらすじ

『ヘチ 王座への道』最終回24話ネタバレあらすじ「ヘチ 善悪を裁く伝説の生き物」

自ら司憲府を訪れた英祖
そしてこの司憲府から国の改革を始めると宣言した。

まずはこの腐敗した司憲府の最も問題となっている「吏曹正郎(イジョジョンナン)」を廃止すると宣言
その言葉に司憲府内がざわつく。

そして司憲府だけでなくその他の官庁の人事権についてもその制度を見直すと宣言した。

そして王命が読み上げられる間、司憲府は大騒ぎとなった。
今後、大きな騒ぎが起こるのではないかと懸念されるが、パク・ムンスやユン・ヒョクは「(不正が正される)待ちわびた瞬間」だと英祖の決断に感謝の言葉を口にした。

そして、司憲府から王宮に戻った英祖に「王宮にミルプングンが乱入している」との情報が伝えられる。
王宮に居座るミルプングンは「自分こそが王」だと抵抗した。

そこに現れた英祖
「逃げられたはずなのにどうして王宮に来た?」と訪ねる。

その問いにミルプングンは「王として堂々と死にたい」と言った。
その言葉に英祖は「これまで悪行を働きすぎた、死を持って罪を償え」と言い、親衛隊長に連行を命じた。

しかし、ミルプングンは最後の抵抗
両脇の守衛の刀を取り、英祖に向かった走り出した。

そして、英祖に斬りかかると思いきや自身の腹を刺した。
ミルプングンは亡くなったユニョンのことを思い出していた。
ユニョンは最期の瞬間、「先に行っている、王としてあの世に来て」と言い残していた。


ミルプングンが自害したことを知ったミン・ジノン
老論派として「言いなりになる王」が必要だったから連れてきたとそのことを後悔していた。


イ・インジャとウィ・ビョンジュはともに極刑(打首)の王命が下された。
そしてまもなく刑が執行された。


亡くなったユニョンの亡骸はタルムンが引き取った。
そして、川で花いっぱいの船に乗せ、見送った。


王宮で英祖は司憲府の改革に必死だった。
その思いは揺るがず、重臣達に丁寧に改革案を説明した。

それでも反論する重臣たち
連日、朝昼晩の会議に根気比べの様相を呈してきた。

老論派の重臣たちは引退したミン・ジノンに王への口利きを頼もうとするがミン・ジノンは応じなかった。

そんな中、王英祖は次の行動を起こす。
都に降りていって民と直接対話の場を設けるという。
イ・グァンジャは難色を示すが英祖の民を思う気持ちには叶わなかった。

その知らせが町に届くと民は大騒ぎに
そして、その民の声を聞く会が開かれる。

民は自分たちが税を収めているからこそ国が成り立っているという自覚もある。
一方、両班たちは民を「無学で畑仕事しかできない」とバカにしている様子。
英祖はそのどちらの意見も熱心に聞き、議論を交わした。

その結果、両班の反発はあったが民の税は半分になり、民は喜んだ。
その民の税を減らした分の税収は地主に課した。
両班たちの反発は大きかったが英祖はその信念を貫いた。

そして、王宮の門には「均貢愛民、節用蓄力(キュンゴンエミン、チョリョンチュンニョク)」という言葉が掲げられた。
「税を均等に課し、民を愛する。支出を節約し、力を蓄えよ」とい意味だ。

英祖が民を愛して、本当の意味で寄り添う王となった瞬間である。


1年後
パク・ムンスは暗行御史(アメンオサ)となり各地の不正を摘発していた。

政界を引退したミン・ジノンは山で陶芸の道に進んでいた。
自分の側にいてほしいと申し出たがミン・ジノンはその申し出を断った。
英祖の周りには若くて同じ志を持った仲間がいると言った。

英祖は今日も町に出て民の声を聞いた。

『ヘチ 王座への道』最終回24話感想

今日も町に出て民の声を聞く王
民に寄り添う王様の真骨頂が最後に見えました。

町のタルムンも王英祖のためにいろいろな情報を集め、日々アンテナを張っている。

『ヘチ 王座への道』最終回24話の漢字・用語

吏曹正郎(イジョジョンナン):吏曹(イジョ:人事を担当する官庁)の要職者

暗行御史(アメンオサ):地方官の監察を秘密裏に行った国王直属の官吏である