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『ヘチ 王座への道』16話ネタバレあらすじ「悪の痕跡」
王宮内にミルプングン(チョン・ムンソン)がいると知った世弟/イ・グム(チョン・イル)は景宗(ハン・スンヒョン)を守るために警備を固めた。
物陰で身を潜めるミルプングンは幼い頃のことを思い出していた。
それは自身の父にその能力を卑下され「お前は王の器ではない」と言われたことだった。
しかし、ミルプングンはその思いを断ち切るように警備の役人を刺殺した。
どうして、王宮内にミルプングンがいるのか世弟には理解できなかった。
世弟は王宮の鐘を鳴らし、王宮の外に出ている兵士たちも呼び戻した。
そして、景宗の前にミルプングンが姿を現す。
集まった兵たちに囲まれるミルプングン
そして、「王を殺しに来たのではない、お前(世弟)を道連れにしに来たんだ」と意味深なことを言って捕らえられた。
ミルプングンを支えるユニョン(ペ・ジョンファ)はタルムン(パク・フン)の屋敷に軟禁された。
それはタルムンの思いもあった。
妓楼ではパク・ムンス(クォン・ユル)たちがウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)やト・ジグァンを捕らえていた。
そして、世弟にかけられていた謀反の罪の疑惑は晴れた。
全てはミルプングンが世弟を陥れるための画策だったと結論付けられた。
そして、平穏が取り戻されたかと思われたが世弟の使いチャドンが内医院(ネイウォン)の柱に何者かの血痕があると報告を受ける。
内医院(ネイウォン)は王と王族の薬を調合する官庁だがチャドンは嫌な違和感を感じていた。
ミルプングン、ウィ・ビョンジュは島流しになり、極刑(クッキョン)となる。
20代王景宗は最近体調が優れない。
そのこともあり何かを決心したようだ。
その考えをイヌォン大妃に伝える。
その考えに大妃も同意し、世弟を説得に現れた。
その考えとは王の摂政として世弟を任命するというもの。
摂政に任命されれば王と世弟は国事について論じ、協力して国をまとめることとなる。
そのことが公表されると少論派も老論派も反対の意思を示すが景宗の意思は固く覆されることはなかった。
もっとも景宗も先王が世継ぎにと本心から望んでいたのが世弟だと知っていたからだ。
結果、世弟は政務を執り行うこととなる。
そして、まずはじめに王と司憲府の人事改革を行うと発表した。
その大胆な人事に各派の重臣たちは騒然となる。
以前より老論派の要職であった司憲府の長官に少論派のイ・グァンジャが任命された。
さらに監察長にはユン・ヒョクが任命された。
その直後、王景宗の体調が悪くなる。
世弟はミルプングンが捕らえられた日に王宮内で逃げる時間が会ったにも関わらず逃げなかったことに違和感を感じていた。
そして、内医院(ネイウォン)の柱にあった血痕のことをチャドンから聞き、まだミルプングンが何か企んでいると察した。
そして、王が服用する煎じ薬を禁じた。
『ヘチ 王座への道』16話 用語解説
内医院(ネイウォン):王と王族の薬を調合する官庁
極刑(クッキョン):謀反などの反逆罪に対する刑。極刑はいわゆる死刑
流刑(ユヒョン):罪人を離島に送ること。酖羅(済州島(ちぇじゅとう))が代表的な場所