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『ヘチ 王座への道』21話ネタバレあらすじ「変乱」
いよいよ反乱軍の攻撃が始まる。
イ・インジャは清州城(チョンジュション)を陥落させる。
その勢いは留まることなく各方面の城を攻撃していった。
イ・インジャに協力してウィ・ビョンジュもその反乱で力を発揮していた。
王である英祖を「水くみ女の子」として王としての資格がないと言った。
イ・インジャ達はミルプングンを「真の王」として擁立した。
ミルプングンもその勢いに乗じて自分が真の王だと拳を突き上げ民衆に訴えかけた。
そして、この数日でイ・インジャの軍が都に到着するという状況に。
英祖はその対応に苦慮していた。
この反乱は朝鮮王朝始まって以来の大きな反乱だと肩を落とした。
自分のせいだと自分を責めた。
そんな英祖にミンジノンやチョテグは声をかけるが英祖の気持ちは高まるばかり。
心身ともに疲弊していった。
以前は英祖のことを信頼しきれていなかったチョテグも今は王のことを信頼し、力を合わせる決意を示した。
いよいよ都に迫ってきた反乱軍
その反乱軍を迎え撃つべく官軍がいよいよ出動となる。
パクムンスもその官軍に加わった。
タルムン達も民間軍として官軍に加勢する。
今は王宮の女官となったヨジは王宮から出られないことを嘆いたがパクムンスはその分、王のことを頼むと託した。
そして官軍が王英祖の号令で出征する。
英祖は全員に必ず生きて戻れと王命を下した。
ミンジノンやチョテグ、英祖も罪のない民を戦場に送ることに罪悪感を感じていた。
そして、そんな民たちのために何ができるか悩んだ。
英祖に対してチャドンは「何をするべきかは分かっているはず」とアドバイスをした。
英祖の出した答えは「没落した南人派(なみんは)の両班を官職に登用すること」
これまでは派閥で政治をしてきたが本当に民のことを考えるなら派閥に関係なく人材を登用することだと英祖は考えた。
しかし、南人派を登用するなら老論派(のろんは)に一部の官職を譲ってもらう必要がある。
そのことをチョテグ、ミンジノンに相談するが多くの官職を独占している老論派ミンジノンは拒否した。
党派を超えた均等な登用をしたいと言う英祖に対しミンジノンは不可能だと言い、英祖の考えは「幻(まぼろし)」と拒否した。
反乱軍の進行が予想よりも早い
ミルプングンは私財を投げ売って民衆を買収し進行した。
その状況にヨジも戦に加わろうとするが、英祖はヨジがこの王宮から出ることを認めなかった。
反乱軍の早い進行が噂になる。
都の両班たちは早々に逃げ出した。
そして、いよいよ官軍が出発する。
官軍は反乱軍を待ち伏せして迎え撃つ作戦…..
『ヘチ 王座への道』21話感想と解説
英祖はこの状況を招いたのは歪んだ政治のせいだと考えた。
チョテグやミンジノンも同じ考えではあるが、実際にほとんどの官職を受け持つ老論派としてミンジノンは賛同できない意見
「一考にも値しない」と英祖の申し出を拒否した。
確かに、3つの党派がそれぞれ同じ程度の影響力を持てば不毛な争いも減るだろう、でもミンジノンにとっては容易に賛同できるはずもなく。
(党派を超えた登用を行うことで反乱軍の多数を占める南人派の意思を揺るがせようという考えのようだ)
『ヘチ 王座への道』22話用語について
・清州城(チョンジュソン):朝鮮王朝の城、1952年の文禄の役で日本軍により陥落するが再び朝鮮王朝が奪還。