ヘチ 王座への道

『ヘチ 』4話ネタバレあらすじ感想と解説(チョン・イル|クォン・ユル|コ・アラ)

ヘチ 王座への道公式サイトより画像引用:https://www.nhk.jp/p/hechi/ts/ZWWMXG3RG3/

『ヘチ 王座への道』4話ネタバレあらすじ「運命がさまよう夜」

老論派(ノロンハ)のミン・ジノン(イ・ギョンヨン)は老論派がヨルリョン君(イ・ヨンハク)を推すかわりに今回のミルプン君(チョン・ムンソン)の告発は「偽りだった」と証言するようにとヨニン君/イ・グム(チョン・イツ)に迫った。

ミン・ジノンは自分たちの権力を守るために今回の司憲府内部での功績者ハン・ジュンソク(イ・ピルモ)を放っておくことはできないのだ。
もちろんミルプン君の殺人は許されることではないがそれ以上に自分たちの権力を守るためにハン・ジュンソクを見せしめにしようというのだ。

その指示にヨニン君が従わなければ弟のヨルリョン君/イ・フォン(ノ・ヨンハク)の命はないという。

自身の力の限界を知ったヨニン君


そのヨニン君の窮地とは裏腹に19代王粛宗(キム・ガプス)は次期王にヨニン君を据えようと考えていた。
粛宗は老論派の大司憲(テサホン)イ・イギョムにその考えを説いていた。
今回、ミルプン君への司憲府の執行を止められなかったことで老論派内でのイ・イギョムの立場が悪くなっている。
そこで今回、ヨニン君の味方となり、王へ導くことでイ・イギョムに老論派の長になれとけしかけたのだ。


そんな時、司憲府のハン・ジュンソクの家に銀貨が届いた。
ハン観察はこれまで民のために援助してくれた。
以前は司憲府に届いていたのだが今回は家に届いただけだから問題ないと思っていた。
そのことを聞き、ヨジ(コ・アラ)は心配になった。

少し前にヨニン君が自分には力がなかったと落ち込み「ハン観察を守れ」とヨジに言っていたのだ。
その言葉の意味を考え少し不安になった。


その頃、ヨニン君は失意に駆られていた。
ハン観察を裏切り、今回のことの顛末をすべてハン観察に押し付けようとしているのだ。
しかし、それはヨルリョン君を守るための苦渋の決断だった。


そして、司憲府の別働隊がハン観察を調べる。
それはヨニン君からの告発状があるという。

ヨニン君はハン観察から嘘の証言を持ちかけられたという証言をした。


再び王に呼ばれるイ・イギョムは王から内密に文書を受け取る。
それは義禁府(ウイグムブ)が極秘に調査したミルプン君に関するもの
その文書をヨニン君に渡してほしいという。
その文書を見ればヨニン君はこの局面を打開するはずだ、と。

そしてその資料は誰からかは伏せられヨニン君の元に届けられる。
それは司憲府でも調べていた内容に合致し、さらに詳細なものだった。


そして翌朝、王は自分の意思をヨルリョン君に伝え、次期王をヨニン君に、と考えていることを告げた。


ヨニン君はミルプン君の悪事に関する資料を元にもう一度ミルプン君を追い詰め、正しいことをしたハン観察を救うことを考えた。
パク・ムンス(クォン・ユル)、ヨジ(コ・アラ)らを招聘し、ミルプン君の計屍録を探すことを指示した。


釈放されたミルプン君
しかし、王宮にミルプン君の居場所はなかった。
老論派の重臣ミン・ジノンはもうミルプン君に用はないと決別の言葉をかけた。

落胆するミルプン君
しかし、ユニョン(ペ・ジョンファ)はミルプン君を王にすることしか考えていなかった。
ユニョンはミルプン君を支えるためにキム・チャンジュンの妾にまでなったのだ。
その言葉にミルプン君はヨニン君への怒りを顕にした。


ひょんな事からヨニン君は町の物乞いタルムン(パク・フン)からミルプン君がヨルリョン君の命を狙っていると言う情報を得る。
ヨニン君はその言葉を聞き、馬を走らせる。

しかし、その時
すでにミルプン君に首を刺されヨルリョン君は虫の息….

ヨニン君が着いたときにはすでに息を引き取る寸前だった…


一方、牢獄では
捉えられていたハン観察が、こちらもまた同じ司憲府のウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)がミン・ジノンの指示で動いていたことを知ってしまう。
そのことを明るみに出そうとするハン観察
ウィ観察はそのことに焦り、ハン観察の後頭部を近くにあった硯で殴ってしまった。
その場に倒れ込むハン観察

ハン観察を殺した、ウィ観察
しかし、ハン観察の死因は「脱獄を試み、塀から落ち、頭を打ち死んだ」と報告された….


そしてヨルリョン君が亡くなる。
その訃報を聞き、王粛宗も倒れる…

ほどなく王粛宗も息を引き取った…
このまま世子が王位を継承するのか…


結局、ヨニン君やパク・ムンス、ヨジたちが探していた計屍録はユニョンが隠し持っていた。

『ヘチ 王座への道』4話解説

王位継承に向け権力争いが激しくなります。
その中で、ヨルリョン君はミルプン君によって命を奪われました。

次期王にヨニン君を、と考えていた王粛宗の意思を知るのは老論派のイ・イギョムのみ
王から次期王を託されたヨニン君だがその継承は正当に手続きされることはない。

老論派ミン・ジノンの思惑もどこに向かっていくのか…

『ヘチ 王座への道』4話用語について

吏曹判書(イジョパンソ):人事を担当する官庁の長官、ここでは「ミン・ジノン」
義禁府(ウイグムブ):王直属の罪人を取り調べる官庁

アングフファン:ヨルリョン君の屋敷がある地域