ヘチ 王座への道

『ヘチ 』6話ネタバレあらすじ感想と解説(チョン・イル|クォン・ユル|コ・アラ)

ヘチ 王座への道公式サイトより画像引用:https://www.nhk.jp/p/hechi/ts/ZWWMXG3RG3/

『ヘチ 王座への道』6話ネタバレあらすじ「揺らぐ同盟」

監獄の囚人が逃げ出した件で老論派(ノロンハ)の指示で囚人を逃した司憲府の観察ウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)

ミルプングン(チョン・ムンソン)が戻り、その王座を狙ってることを知り焦るミン・ジノン(イ・ギョンヨン)
そんなミン・ジノンの前に現れたヨニングン/イ・グム(チョン・イル)
「すごろくの駒のような王子が必要でしょう?」と声をかけた。

ヨニングンの申し出に難色を示すミン・ジノンだが「ミルプングンより自分の方が扱いやすいのでは」と言った。

ミルプングンは清国の使節団に取り入り上機嫌
清国の後ろ盾を持つ、そしてミルプングンを支え王妃の座を狙うユニョン(ペ・ジョンファ)が王妃に取り入っていた。

そのことでミルプングンは王の養子となり王弟になる魂胆
そのことに気がついたミン・ジノンは強く焦ていったのだ。


パク・ムンス(クォン・ユル)は科挙のときに違法ながらも自分のことを助けようとした男に誰の指図でやったのかと問い詰める。
しかし、その男は手紙のやりとりだけだから相手のことは知らないと言った。

そして、いよいよ科挙の合格発表
絶対に合格の自信を持って望んだパク・ムンス
しかし、その合格者の中にパク・ムンスの名前はなかった。


司憲府では宗親府(チョンチンブ)からの案件についてざわついていた。
その事件は科挙の不正に関するもの。

今回の科挙には朝廷の重臣に関わる不正があるようだと観察のユン・ヒョク(チェ・ミンチョル)は見ている。
しかし、観察長のウィ・ビョンジュはそのことを事件化するを拒んだ。


さらにウィ・ビョンジュに以前ヨニングンが提示した科挙に関する不正の報告の中で
老論派が次の王弟に推そうとしていた王族のアンゲ君が不正をしていたことが記されていることが分かった。

そのことで老論派は次の王に推す人間がいなくなり困っていた。
ヨニングンの名前が上がるがやはり母の身分が低かったことを理由に反発された。

王の景宗は老論派に対抗するためにミルプングンと手を組むことも仕方ないと考えていた。


パク・ムンスは科挙に落ちたことに納得してなかった。
科挙の答案を保管している収券所(スグォンソ)で答案を見たいと押しかけた。

同じ頃、科挙の不正調査を中止しろという指示が出ているという。

程なく、収券所に補盗庁の役人が詰めかける。
しかし、司憲府の監察ユン・ヒョクが仲裁に入り、今回はパク・ムンスの罪は問われなかった。

ヨジもその後、仕事をしていたが、その世話をしてくれた男が裏でヨニングンに頼まれヨジの面倒を見ていた。
裏切ったと思っていたヨニングンだったが、本心では裏切ってはおらず。
パク・ムンスやヨジ達を巻き込みたくないという思いからだった。
そして今、ヨニングンは命をかけた何かをしているがそのことにヨジやムンスを巻き込みたくないようだという事実を知る。


ある日、ミルプングンは清国の使節団を虎狩りに誘う。
しかし、誤って銃を暴発させてしまい使節団長が馬から振り落とされてしまった。
馬に踏みつぶされそうになる。
しかし、その時駆けつけたヨニングンが助けに入り事なきを得た。

そのころ、司憲府がミルプングンの周辺を洗い始めた。
ミン・ジノンの指示でミルプングンのこれまでの不正や罪を徹底的に調べている。


ヨニングンは以前監獄から脱獄した囚人をタルムン(パク・フン)に探させていた。
そして、その囚人をウィ・ビョンジュに引き渡した。

しかし、追っ手が入り、ミルプングンが邪魔に入った。
そして、その囚人はミン・ジノンへの武器になるとミルプングンが連れ去った。
ただ、その事態はヨニングンの想定通りのこと。


パク・ムンスは司憲府の監察ユン・ヒョクに会っていた。
司憲府は上層部から科挙の不正に関する調査を止められていた。
しかし、納得のいかないムンスはユン・ヒョクに会い、その事実が本当で調べなくては行けない状況になったときに協力できるかと確かめに行っていた。

そして、王へ科挙の不正を調査すりょうに直訴をすることに。
しかし、この時代の直訴は状況によっては死罪になることもある危険な行為
ヨジ達は止めるがムンスは聞く耳を持たなかった。

そして、王が遠征に出かけるときを見計らい直訴する。
すぐさま親衛隊がパク・ムンスを拘束する。
しかし、そこにすぐヨニングンが駆けつける。

直訴は法で罰せられることが決まっている。
しかし、王がその意見を聞こうと申し出た。

そして、王命により老論派による科挙の不正調査が始まることとなる。

ヨニングンの考えでは老論派がぐらつき分裂していくだろうと王に報告した。

『ヘチ 王座への道』6話解説

ヨニングンの弟で世弟(セジェ:世継ぎ指名された者)だったヨルリョングンの死後、ヨニングンは1年間宗親府(チョンチンブ)で働いていた。
そのことでパク・ムンスやヨジは自分たちのことを「裏切った」と感じていたが、それはヨニングンなりに考えたか結果で二人を危険な目に巻き込まないようにするためだった。

そしていよいよと言うときにミルプングンが清国から帰ってきた。
そして、老論派へ反目し、王妃に取り入り王弟の座を狙った。

王も老論派に好きなようにやられるくらいならミルプングンを取り込んでも良いと考えていた。
しかし、状況は変わり、ヨニングンの進言で科挙の不正を調べ老論派を追い込むこととなった。

ヨニングンは同時にミルプングンも潰すことを画策していた。

『ヘチ 王座への道』6話用語について

景宗(キョンジョン:朝鮮王朝第20代王)

宗親府(チョンチンブ):王族に関わる行事を担当する官庁

収券所(スグォンソ):科挙の答案を保管している場所

補盗庁(ポドチョン):犯罪を取り締まる官庁