100日の郎君様

『100日の郎君様』1話 あらすじ ネタバレ感想|ド・ギョンス/ナム・ジヒョン

『100日の郎君様』1話あらすじ ネタバレ

イ・ユルは世子(セジャ)と呼ばれる「王位継承者」

幼き頃のイ・ユルは「武官ごっこ」と言って周囲の子供たちに暴力をふるっていた。
その光景を見ていたユン・イソは木刀で世子イ・ユルに立ち向かう。

勇敢に立ち向かってきたユン・イソだったがイ・ユルはそんなユン・イソに一目惚れをしてしまう。


王宮ではキム・チャオンがイ・ホに「ある不穏なこと」を進言していた。
それはキム・チャオンはイ・ホが王位につくべきだという内容

王はイ・ホの兄
キム・チャオンはイ・ホに兄に変わり王位につくように進言する。
しかしその王位につく際には今の奥方はふさわしく無いと言う…

その言葉にイ・ホも不信感は抱いたが、了承することとなる。


イ・ユル一目惚れをしたはユン・イソのことを調べさせていた。
ユン・イソの父は内禁衛将(ネグミジャン・王室の親衛隊)ユン・ブジュンだという。

それを聞いたイ・ユルはその剣さばきに納得がいった。

イ・ユルは友人が山の山賊に連れて行かれたと嘘をつきユン・イソを連れ出した。
山奥の小屋につくと山賊らしき男が現れたが、イ・ユルは怖くなり逃げ出した。

その場でつまずいたユン・イソを置いて…

しかし、イ・ユルはユン・イソのことが心配になり、夜になってその山小屋の様子を見に行った。
その山小屋をのぞくとそこには「山賊?」と食事をするユン・イソの姿があった。

その男は山賊のような風貌で怖がられていたが実はごく普通の男
その夜はユン・イソに食事を振る舞っていた。

そして、イ・ユルはユン・イソと帰ることに。
男はただ、見た目が怖いだけと話した。

帰り道、二人きりの時間にイ・ユルは幸せを感じた。
言葉では悪態をついたが..
そこは満開の桜の花
イ・ユルはその桜に包まれるユン・イソに見とれた。

そして、大きくなったら結婚したいと素直な気持ちを告げた。


ある晩
部屋の外に出てはいけないと父イ・ホに言いつけられていたイ・ユルだったがその言葉を破り部屋のそとに出てしまった。
イ・ユルは家を抜け出してユン・イソの家に

ユン・イソも今夜はだれも門を通しては行けないと言われているという。

程なく、ユン・イソの家にお大勢の男たちが押し入ってくる。
ユン・イソの父ユン・ブジュンが逆賊だという疑いをかけられているという。

父ユン・ブジュンはこの状況にユン・イソと兄のソクハに逃げるように言った。

イ・ユルは物陰からその一部始終を見ていた。

ユン・ブジュンにトドメを指したのはイ・ユルの父の側近・左議政(チャイジョン)のキム・チャオンだった。
キム・チャオンはイ・ユルの父イ・ホの兄を討伐するべく動いていた。

この様子を見て黙っていいられなかったイ・ユルはキム・チャオンの前に名乗り出た。
キム・チャオンは無言でイ・ユルを抱きかかえ家に戻った。

そして、イ・ユルの父イ・ホの姿を見たイ・ユルはキム・チャオンが人を殺めたと進言したがその指示を父が出していたことを知り衝撃を受けた。

討伐によりイ・ホが王として即位する。
その日、イ・ホの妻が谷に落ち亡くなった。
すなわち、イ・ユルの母が亡くなったということ。

イ・ユルはそのことを知り泣き叫ぶがキム・チャオンは「自分のことで泣いて良いのは今日だけ」と強く言った。
イ・ユルにとっては衝撃的な出来事の連続

父が実の兄を打ち、王位に即位し、そして自分の母も亡くした…


それから16年後

世子(セジャ)として多くの家来を引き連れるイ・ユル
すべての家来に対し厳しく接し、笑うことなく「不愉快極まりない」と言うことが口癖

「この16年笑ったことがない」という。


王宮では日照りが続き、雨が降らずに民が困っているという。
しかもその原因は世子(セジャ)が世子嬪(セジャビン)と同衾がないからだという。

※世子嬪:セジャビン(世子の正室、妻)
※同衾:性的な関係を持つこと

王のイ・ホもそのことでイ・ユルを責め立てるがイ・ユルは「雨が降らないのは自分のせい?」とそんな理にかなわない言いがかりにもにた状況に異を唱えた。
そして、世子(王位継承者)にはなりたくなかったと父への嫌悪感を見せた。

王イ・ホもその言葉に落胆した。

イ・ユルは胸の痛みを訴えた。
イ・ユルは大臣たちを集め、この体調が悪い自分に同衾をすすめるのは「死んでくれ」ということでしょうか?
と問いかけた。

さらに、自分が同衾をすることで雨が降るなら、国中の独身者の縁組をすすめることでよりよい結果になるのではないかと言い
来月までに国中の20歳以上の若者すべての縁組をまとめるように大臣たちに指示した。

直後、イ・ユルは胸の痛みを訴え倒れた。


山では「ホンシム」が薬草を探していた。
薬草になりそうな草を見つけると金になると喜んだ。

そんな時、役所から招集がかかる。
ホンシムたちはすぐにでも結婚しろと言う指示。
28歳のホンシムは最年長かもしれない。

役人たちも最年長のホンシムのことをからかった。
日照りが続きているのは若い人たちの縁組が進まないからだという。

しかし、ホンシムはその言葉に違和感を覚え「雨が降らないのは私達のせいですか?」
と強い口調で聞いた


王宮では世子(セジャ)イ・ユルが薬のことで思案していた。

体調を崩し床に伏していた。
宮廷ではイ・ユルの体調を理由に王位継承者としてふさわしくないのではないかと「廃位」の声が上がる。

しかし、王イ・ホや義父のキム・チャオンはその議論はふさわしくないと釘を指した。

それでもイ・ユルが王位継承者であることに不満を持っているものがいた。
現王妃で後妻のパク氏

パク氏は自身の息子ソウォン大君こそが王位継承者にふさわしいと思っている。
亡き前妻の子が王位継承者であることに不満の色を隠せない。

パク氏は影で手を回していた。


イ・ユルは以前から飲んでいる煎じ薬に何か問題があるのでないかと考えている。
煎じ薬を飲むことで体調に異変を感じていたのだ。

そのことで家臣を問い詰めると煎じ薬には異常がないがイ・ユルの好物と飲み合わせると体調に異変をきたすことがあると言うことだった。
その飲み合わせのことを目録にしておいたのだがその目録を何者かが見落としたようだと告げた。

このことでイ・ユルの疑いは確信に変わった。
このことは王妃パク氏だと察していた。

しかし、証拠がない。
イ・ユルは密かに幼馴染で護衛艦のトンジュに隠密の指示をした。

そして、最近姿を消した医女がいると聞きイ・ユルはトンジュを従えて捜索に出る。
その医女を見つけ薬のことを聞こうとすると何者かが医女の首に矢を放った。

医女はそのまま命を失った。

矢の放たれた方に向かいトンジュが走る。
イ・ユルも後を追った。

イ・ユルがその矢を放ったであろう忍びのものを見つける。
忍びは剣が立ちイ・ユルに刃を突き立てた。

間一髪のところでトンジュが合流する。
しかし、その直後に忍びは姿を消した。


忍びを見失い、町を歩くイ・ユル

モジョン橋の近くを歩いていたところで一人の女性に目を奪われる。

その女性はあのユン・イソの生き写しのような女性だった。
イ・ユルは後を追うが女性は近づく役人の風体のイ・ユルの姿を見ると逃げ出した。


ユン・イソは生き別れた兄と月に一度モジョン橋で会う約束をしていた。
あれから長い月日が経ったが未だ兄には会えていない..

それでもその日こそは兄に会えると信じ都に来ていたのだ。

『100日の郎君様』1話感想

心を閉ざしたイ・ユル

確かに幼い日、目前で人が殺められ、しかも実父がその首謀者と知ってしまえば心を閉ざすのも無理はないかも。

その事実を知らずに多くのものは「変わりものの世子」と噂した。

イ・ユルは世子として命を狙われることになる。
今回は忍びに命を狙われたがこれからも刺客がやってくるだろう。

一方、ユン・イソは父を殺されてい以来、町から逃げていた。
一族皆殺しと言われたこともあり、密かに田舎で暮らしていた。

それでも生き別れた兄と会えると信じ、モジョン橋を訪れていた。
結果、28歳ではあるが未だに独り身であった。