『ヘチ 王座への道』7話ネタバレあらすじ「扇動の技術」
19代王の粛宗(スクチョン)が亡くなったとき、ヨニングン/イ・グム(チョン・イル)は兄20代王景宗(キョンジョン:演・ハン・スンヒョン)にこの世に残った二人で本当の罪人を罰してはどうかと持ちかけた。
そして、この世をひっくり返してはどうかと言い、二人は約束を交わした。
この結果、老論派は分裂するだろうとヨニングンは言った。
その言葉に景宗は「次は私の番だな」と決意を新たにした。
パク・ムンス(クォン・ユル)は王の行く手を阻んだ罪で30発の棒たたきの刑にあっていた。
ちょうどそのときヨニングンが現れ王命によりパク・ムンスを放免すると免罪符を示した。
そして夜
科挙の不正について調べ始めたヨニングンは実情をみんなに説明した。
事前に問題が流されたり、出来の良い答案の名前を書き換えたりと、役人を巻き込んでの不正が横行している。
現在の科挙は老論派によって科挙が台無しにされていると言う。
その事実を明るみに出し、是正しなくてはならないが、そのことにみんなを巻き込むつもりはないとヨニングンは言った。
司憲府の監察たちは「老論派に対する弾圧だ」とあちこちで反発を生んでいる。
両班(ヤンバン)の中には王に直接の進言をするものも現れた。
そして、老論派は日に日に反発を強めていった。
老論派の重臣ミン・ジノン(イ・ギョンヨン)の指示でタルムン(パク・フン)は町の民衆心理を動かしていた。
王が横暴に科挙不正などを弾圧している、と。
そんな中、タルムンに会ったヨニングンは自分の味方になれとは言わないが
「民の味方になれ」とタルムンの行動に少しだけ釘を刺した。
今は老論派の陰謀により、科挙に不正を暴くことが難しくなった。
どうしたらいいのかと悩むヨニングンたち
そんな中、この状況に科挙を志すものを巻き込めば流れが変わるかもしれないとヨジは言った。
そしてヨニングンもその言葉に活路を見出す。
しかし、この件に周囲のものを巻き込むと命に関わる。
ヨニングンはここからは一人で実行すると言ったがパク・ムンス、ヨジたちは乗りかかった船、決してあきらめたくないと協力を申し出た。
命の危機があるにも関わらず…
パク・ムンスは「命をかける」と宣言した。
面々は科挙の試験を控えた学生たちを煽って科挙の不正を講義するべきだ焚き付けた。
結果、学生たちが行動に移し司憲府は大騒ぎになる。
そんな中
老論派の重臣イ・イギョム(キム・ジュンス)は先王粛宗が次の世継ぎにヨニングンを指名したことを思い出した。
ヨニングンは母親の身分が低く世継ぎにはなれない。
しかし、王の意思だとすれば…
その言葉を持ってイ・イギョムはキム・チャンジュンのもとを訪ねる。
密か老論派の中でも意見が別れ始めた。
そして、科挙の不正を告発するための学生との交流
ヨジは学生たちと交流するために両班を装い酒場に行く。
そのころ、イ・イギョム達の行動からヨニングンが王座を狙っていると言う噂が流れる。
イ・イギョム達は先王の王妃イヌォンの元を訪れ先王の言葉を告げる。
イヌォンははじめは納得しなかったが先王の言葉だと聞くと仕方なしということになる。
そしてそのままイ・イギョムたちは王景宗(キョンジュン)の元へ行き、同じくヨンングンを世弟(セジェ)に指名するようにと進言した。
その頃、ヨジは酒場で何者かに襲われる。
そして、ヨニングンもイ・イギョム達の行動を聞き、すぐに王に会わなくてはと馬を走らせる。
しかし、行く手を刺客が阻む。
一人で対抗しようとするが窮地に追い込まれる。
そこに助けに入ったのがタルムンだった。
タルムンはヨニングンに刀を突きつけた。
『ヘチ 王座への道』7話用語について
弘文館(ホンムングァン):王の諮問機関
司諌院(サガノン):王の政に関して進言する官庁
義禁府(ウィグムブ):王直属の罪人を取り調べる官庁
漢城府(ハンソンブ):都の行政・司法を担当する官庁
成均館(ソンギュングァン):儒学の教育機関
世弟(セジェ):王の子ではなく、兄弟などを次の世継ぎに指名する際の呼称