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『ヘチ 王座への道』19話ネタバレあらすじ「黒い災い」
村の井戸の水を飲んだ人々が突然倒れる。
井戸の水が原因だとは誰も知らない。
国中に疫病が蔓延しているという噂で持ち切りになる。
民が混乱し、その原因が新しい国王である英祖(イ・グム)のせいだということで持ちきりに。
タルムンもこの状況に危機感を覚える。
英祖の力になりたいと情報を集めに奔走する。
英祖は王朝で会議を開く。
この疫病の広がりが早すぎることに違和感を感じていた。
それでも対策を講じなくてはならない。
そんな中、島流しになっていたミル・プングンとウィ・ビョンジュが逃げ出したという情報
英祖が即位し、この疫病が流行りだした頃に姿を消したという。
その状況にこの疫病にミルプングンが関係しているのではないかと英祖は疑っていた。
英祖はそのことを少論派のチョ・テグと老論派のミン・ジノンにだけ相談した。
そして少し前に清州(チョンジュ)で発生した奇病に症状がよく似ているという。
この奇病、疫病は意図的に作り出されたもの、何らかの陰謀ではないかと2人だけに話をした。
チョ・テグは英祖のことを信頼していない。
それでも英祖は民のためにチョ・テグにも協力してほしいと申し出た。
そのころミルプングンはイ・インジャに連れられとある集落に
そこではイ・インジャは「将軍」と呼ばれていた。
没落した南人派の王族
イ・インジャは南人派の復興のために私財をなげうって反乱の準備をしていた。
ミルプングンはイ・インジャの指示に従い、下に付くことには納得しなかったが、ウィ・ビョンジュにこの状況を利用するべきだと説得され一時的にこの状況を利用することにした。
イ・インジャたちはこの状況を更に確実なものにするために村中に張り紙をした。
その張り紙には疫病の原因が新しい国王英祖にあると書かれており、先王を殺したのは英祖の仕業だと…
しかし、英祖はこの状況に弱みを見せることなく対応するようにミン・ジノンに指示した。
タルムンはこの疫病の原因が井戸にあるのではないかという情報を掴んでいた。
その頃、イヌォン王妃が疫病にかかる。
英祖は見舞いに訪れるとそこにはヨジの姿が
以前、女人になることを反対したはずのヨジ
しかし、ヨジはこれから訪れるであろう困難にあってもそれでも英祖(ヨニングン)を支えたいと言った。
村では張り紙の一件から英祖への反抗心が芽生えていた。
混乱する村の活人署(ファリンソ)
村が混乱の様相を呈してくる。
更にタルムンから井戸の情報を得た英祖はこの疫病は何者かによって井戸に毒が入れられたと確信した。
都を離れていたパクムンスはある村でウィ・ビョンジュの姿を見かけていた。
その状況を憂いたパクムンスは同じく都を離れていたイ・グァンジャ、チョ・ヒョンミョンのもとを訪れ、ウィ・ビョンジュのことを話す。
この数日の状況がただごとではないと察した3人
パクムンスはウィ’・ビョンジュを見張り、イ・グァンジャとチョ・ヒョンミョンは再び都を訪れ英祖を訪ねることに。
暴動寸前の村の民
この状況に王は自ら活人署(ファリンソ)に出向く決意をした。
そして重臣達に何も言わず数人の従者を連れて活人署(ファリンソ)に向かった。
活人署(ファリンソ)は混乱していた。
そこに王が現れる。
突然の王の訪問に民は驚く。
王はひざまずく人々に声をかけ、「具合が悪い患者にひざまずかせるな」と指示をした。
年老いた患者には手を添え助けた。
そして、自分は王として民を見捨てることはしないと宣言した。
更にこの病は天罰ではなく必ず治すことができる。
都から逃げ出すことはない、最後まで皆と共にいる、と宣言した。
その言葉を聞き、安堵の涙を浮かべる村人たちだった。
『ヘチ 王座への道』19話用語解説
活人署(ファリンソ):都の貧しい民を治療する部署
恵民署(ヘミンソ):一般庶民を治療する各地域の部署
戸曹(ホジョ):財政を担当する官庁(ここでは疫病による混乱に乗じた米の価格高騰を管理するように命じられた)
内医院(ネイウォン):王と王族の薬を調合する官庁
諺文(オンムン):ハングルの旧称(疫病対応の際に民の理解できるようにハングルの言葉でも書物を作らせた)
司憲府(サホンブ):官吏の違法行為を詮議し政を正す司法機関
朝報(チョボ):国が発行する一種の新聞(ここでは疫病から王が都を離れるという噂が真実ではないということを報じるために発行された)