ヘチ 王座への道

『ヘチ 』9話ネタバレあらすじ感想と解説(チョン・イル|クォン・ユル|コ・アラ)

ヘチ 王座への道公式サイトより画像引用:https://www.nhk.jp/p/hechi/ts/ZWWMXG3RG3/

『ヘチ 王座への道』9話ネタバレあらすじ「人の値打ち」

貧しい家の少女たちが清国に売り飛ばされるという人身売買が行われていた。
その事件が司憲府に報告される。

組織的に人身売買が行われているようだという情報はあるがそれ以上は司憲府でも調査中


様々な人たちが新しい生活を始める。

科挙の試験に合格をしたパク・ムンス(クォン・ユル)は司憲府の上官でもあるウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)に兄と慕ったハン・ジュンソク(イ・ピルモ)の死の真相を必ず突き止めると宣戦布告とも取れるような宣言をした。


ヨニングン/イ・グム(チョン・イル)も世弟としての生活が始まった。
ヨニングンの世弟就任については老論派の重臣イ・イギョム(キム・ジョンス)とキム・チャンジュン(イ・ウォンジェ)だけが指示している。

少論派も町の民も世弟としては認めていない。
イ・グム自身もそのことを自覚している。

そして、少論派の重臣イ・グァンジャ(イム・ホ)は世弟に王の資質は「母の身分ではない」と言った。
世弟を認められないという人たちの大多数の意見は母の身分が低いことによるものだった。

しかし、イ・グァンジャはそうではなく「王の資質、王としての器の問題」だと言った。
それでも世弟が政治のことに口を出すことは許されない。
政治は王の仕事であり、そのことに世弟が口を出すことは王座を狙っているとみなされるというのだ。
その言葉に世弟も「無理なこと言う」と失笑する。

それでも世弟は「もし自分なら自分を敵には回さない」と告げた。
それは敵にすれば危険だからだ、と付け加えた。

「何もしてはならぬが、王の資質を示せ」という状況に世弟は「時を待つしかない」と達観した。


ミン・ジノン(イ・ギョンヨン)は漢城府(ハンソンブ)に左遷されていた。
その後、特に怪しい動きはないようだ。
ミルプングン/イ・タン(チョン・ムンソン)も同じく動きがない。

しかし、あの2人は油断できないと世弟は思っている。
そんな時、仕えのチャドン(ハ・ソングァン)に頼み、パク・ムンス(クォン・ユル)やチョン・ヨジ(コ・アラ)の様子を見に行く。


そんな時、人身売買の事件についてヨジに調査の依頼
清国へ少女達が売られて行く事件の潜入捜査を担当することに。
清国の言葉が不自由なく使えることでヨジにユン・ヒョク(チェ・ミンチョル)から依頼があったのだ。

その件にはパク・ムンスやアボンたちも一緒に捜査をすることとなった。

ちょうど民の様子を見に来た世弟もその話を聞き人身売買の事件について聞き驚く。

世弟も協力をしたいと言うがムンスたちは断った。


町では新しい妓楼(ギロウ)ができて話題。
タルムン(パク・フン)の部下が偵察に行くと言う。

タルムンのところには2人の少女が身を隠していた。
かつてユニョン(ペ・ジョンファ)の使用人だった少女と人身売買で売られそうになり逃げ出したところをタルムンが助けた。
その2人の少女をタルムンが預かっていた。


新しい妓楼
ヨジが倭国の出で立ちで潜入する。
しかし、妓楼の主、ト・ジグァン(ハン・ジサン)に「見ない顔だ」と目をつけられてしまう。

タルムンの部下もジグァンに見つかってしまい半殺しの状態でタルムンの元に運ばれてきた。
そこにはジグァンもやってきてアジトのタルムンたちを切りつけた。

そこにいた少女を見つけるたジグァンは刀を構えた。
タルムンが少女をかばう。
その時、世弟が助けに入る。
自分の素性は明かさなかったが、ジグァンはそのまま引き上げていった。
しかし「俺の縄張りをうろついたら首だけ返す」と釘を指した。

タルムンがかくまった少女はジグァンこそが人身売買をしている男だと証言した。

タルムンにジグァンのことを聞くと、そこにヨジたちが潜入捜査をしていることを思い出し危険だと助けに向かった。


ヨジは潜入のことがバレてしまい争いに巻き込まれる。

世弟も妓楼に着き捜索すると司憲府の役人が何者かに刺されるところに遭遇する。
その犯人は首筋に「殺主(サルチュ)」という入れ墨を持った少女だった。

犯人の少女が逃げ、刺された男を助けようとする世弟
ちょうどそこにウィ・ビョンジュがやってくる。
世弟は言い逃れのできない状況か….

世弟は人殺しの罪を着せられてしまうのか…

『ヘチ 王座への道』9話解説(用語)

掖庭署(エクチョンソ):備品などを管理する部署

漢城府(ハンソンブ):都の行政・司法を担当する官庁

妓楼(ギロウ):遊女を置いて客を遊ばせる場所